どっちが悪い?

batta62005-04-09

前から考えていた事なんですが、あじさい事務所は騙され無いようにするための予防の仕事ですね。今の時代、自己責任という名の下に何でも個人にその責任を負いかぶせていますよね。そこで世には「騙す者」と「騙される者」がありますね。どっちが悪いのかと言うことなんですが、やはり「騙す者」が悪いでしょう。しかし、「騙される者」もその無知を放置していた責任が有るかもしれませんね。今の時代は高度情報化時代ですから、知ろうと思えば何でも知ることはできますよね。私のモットーは、「分からないことは知ってる人に聞く」です。決して疑問はあやふやなままにせず、自分が納得いくまで聞いたり調べたりします。でも、やはり分からないことは有るものです。そんな時に判断する基準として実行している方法を紹介しますね。
その方法とは、「単純」「明快」「矛盾無し」です。人を騙す時は必ずこの3つにひっかかります。「単純」で無い場合はやたらに話がややこしくて、何がなんだか判断できない内容とか、「明快」では無い時は質問していくと答えられなくなりますし、嘘を嘘で固める場合は必ず「矛盾」が生じます。判断をしなければいけない時はこの三つの命題に照らし合わせて、単純であるか、明快であるか、矛盾は無いかで判断します。しかしながら気をつけなければいけない事は、この3つの鏡を曇らせるのは「欲」なんですよね。「欲」を「欲」で釣るような話には関わりを持たないようにしています。ここらへんが私への評価である「石橋を叩いて渡らない人」かもしれません。私は他人を騙すことも嫌ですが、それ以上に騙されることも嫌です。ここで問題になってくるのは、己の無知故に結果的に他人に迷惑をかけてしまった場合です。人はよく「知らなかったから許せ」と言いますが、知らないこと、無知なことは迷惑をかけたことの免責にはならないと言うことです。無知なことを放棄していた事の責任は取らなければいけません。私はよく例え話をしますが、この問題についてはこう言います。結果的に人を死に至らしめた場合ですが、殺人とはその人を殺す目的でその行為を行いますからそれ相当の責任を取らなければいけませんよね。でも、交通事故で人を死に至らしめた場合はどうでしょう?それは「業務上過失致死罪」と言う罪で、それはそれで責任を取らなければいけませんよね。確かに責任の度合いに違いはあれど、交通事故で人を死に至らしめて、「殺すつもりは無かった」と言ってもその責任は免責されません。
人は神では無いのですから失敗はするものです。失敗をした時にどう責任を取るかが大人だろうと思います。きっちりと「筋」を通して「責任」を取る大人でありたいものです。

ちなみに今回も写真は何ら関係有りません。関西では今日あたりが桜の見頃だと思ったので、通りすがりに写した桜をUPしてみました。