今の時代に有り難い事です。m(_ _)m

おはようございます。
皆さんもご存じでしょうが、今の企業の黒字は労働者の給料をケチって成り立っていますよね。私の業界でもそうです。昨日も仕事先で他社のバスの運転士と話していたのですが、いくら頑張って寝る間を惜しんで仕事をしても、手取りで25万ほどなんですよね。兵庫県の西部に路線網を巡らすバス会社は20万程で目一杯こき使います。それも身分は契約社員、いつでも契約を切れるし、退職金なんて出ません。現在ではバスの運転士と言う仕事は不安定で年収は300万程です。子供が有れば十分な教育すら受けさせる事ができないのです。したがって熟練した運転士は転業を余儀なくされています。転業はしなくても、食っていく為には労働基準法なんてそっちのけで仕事をしています。事故をするか、身体を壊すか、どっちが早いかってな次元です。こう考えるとバスなんて乗っていられないでしょう?実際バスの運転士を生業としている私は怖くて乗れません。みんなよく平気で長距離バスなんて乗っているなぁ〜なんて感心してしまいます。路線バスにしても大同小異です。早朝から夜遅くまで毎日走っているのだから、その身体はもうボロボロなんです。他業種でもそうでしょうが、今の繁栄はそんな人たちの犠牲の上に成り立っているのです。
そんな中で私の勤務する会社、別府鉄道株式会社なんですが、昨日に私に正社員にならないかとお話が有りました。もちろん私に意義など有るわけがないのですが、私は即答を避けました。なぜなら、私を紹介してくれたMさんは正社員ではないのです。私は紹介者のMさんにまず相談しました。会社からの申し出にOKしても良いかどうかですね。もちろんMさんは一緒になって喜んでくれました。それどころか、会社の人事担当者に「木下は会社にとって有益な人材だから、正社員にしてその身分を安定させてくれ」とまで話してくれていたそうです。ホント有り難い事です。仕事は会社と私との契約だから、本来自分と会社が同意すれば良いのですが、Mさんの承諾を得ることが私的には『筋を通す事』なんです。それにそても、このご時世に経費のかかる正社員としての登用をしてくださる会社に感謝です。これで一気に収入も倍増します。(^_^)v