なんと申しましょうか・・・。

おはようございます。 昨日の事なんですが、私にとって驚くべき情報がもたらされました。どんな情報かと申しますと、私が今の会社に属する前に勤務していた会社が身売りしてしまったらしいのです。今風に言えばM&Aて言うのでしょうね。私が見切りを付けた会社だから、遅かれ早かれそうなるとは思っていたのですが、いざ現実化してみると複雑な心境です。おそらく運転手は全員が解雇されるでしょう。新しい会社に再雇用のチャンスは有るでしょうが、現在の雇用条件よりは格段と悪くなるでしょうね。身から出たサビと言っても、仲良しの知り合いの顔を思いうかべると複雑な思いです。
その会社は地方の財閥の系列で幹部(患部〉はご多分にもれず血縁が占めています。幹部も世代交代が進んで他人に頭を下げれない三世四世が占めています。事務所がそんなだからサービス業なのに誰一人として営業に出ません。一方現場の運転手にしてもさもありなんです。昔は財閥系のタクシーだから義理と言うか、違う会社のタクシーに乗れば、財閥に弓を引く者として地域社会から疎外されまいかと思い、嫌々でも乗ってくれておりました。つまりタクシーの運転手もふんぞりかえっております。未だにその影響は残っており、自分らの根城でしか仕事ができない運転手が多いのです。会社としても定年退職した運転手をアルバイトとして保険や年金の会社負担分が少なくなってバランスシート的には改善された様に見えるのです。これは大きな間違いで会社の新陳代謝が出来なくなっているのです。まさに『老害』なんです。年金で15万タクシーで15万、これだけあれば子育てや住宅ローンの終わった夫婦が生活するには十分な訳で、15万稼ぐには30万ちょとの
売上たから日暮れとともに半数以上の車が会社の車庫に有ると言う珍現象が起こるのです。これは典型的な企業衰退のパターンです。私は会社をみかん箱にイメージします。社員一人一人は中身のみかんです。一粒のみかんが腐ると『腐敗菌』はそのまま放置してると他の健全なみかんも瞬く間に腐らせてしまいます。腐りかけたみかんは少しでも早く廃棄しないと箱全体が廃棄、企業で言うと倒産になります。 おりしも今日のニュースでアメリカを代表するGM社の破綻が伝えられました。日本で言うとトヨタが倒産する様なものです。民主党オバマ大統領すら救えなかったのです。一兆円もの売り掛け金のあるブリジストンもどうなる事やら・・・。