個店主義?

お早うございます。
まずは一句。目に見えぬ 徳散ずれば 拝まるる
結局昨日はお休みしちゃいました。(^_^;) 一昨日が予想したよりよく稼げたので、燃料が不足してきたので燃料補給と洗車、それと昼食を食べようとお昼の3時頃我が流星号は発進しました。ガススタンドへ向かっていると何やらお空から雨粒が落ちてきました。雨が降ってきているのに洗車も無いだろうと思って時間つぶしにMさんの家へ遊びに行きました。Mさんの奥さんは認知症を発症していて、65才になる彼は奥さんの介護をしながら経験を生かしてコミバスの乗務をしています。たまたま昨日はお休みの日だったので家にいたのですが、私と同じく彼は曲がった事が大嫌いな昭和生まれの明治男なんです。私ととっても気があっちゃうのです。(^_^;) 彼も男子厨房に入らずで暮らして来たのですが、奥方が認知症になってしまってはそう言う事を言ってもおられず、一人暮らしの私と同じく厨房で頑張っているのです。そこでお互い情報交換となった訳ですが、いいおじさんが2人で話しているのが、ここのスーパーは安いとか、お魚はここのスーパーが新鮮だとか、何と申しましょうか・・・・。
まそんなことは横に置いて、話はお料理の仕方のお話になりました。実は私は圧力鍋を使って温野菜を作って食べている事を話すと彼は、「ウチにも圧力鍋が有るねんけど使い方が分からへんねん。」と言います。私は「分からん事はパソコンに聞けやろ。インターネットに繋がっているんやから検索してみれば使い方やレシピが見れるよ。」とアドバイスしました。彼はなるほどと感心したのですが、圧力鍋の言葉は知っているのですが、レシピを知っていませんでした。調理方法とか作り方の事ですよね。私の言葉をメモっています。彼は65才にしてパソコンを習ったり、インターネットを習ったり、ポジティブな人間ですが、さりとて不良中の私の全面的な支援が有るからこそトライしています。通常彼の年齢ならば仕事して介護してそれでバタンキュウーなんですが、私の強力な勧めによりトライして、スピードは若い人から見ればとってもゆっくりですが飲み込んでおります。彼とはアマチュア無線が取り持つ縁ですので、元々彼も情報器機には興味があり、私の決めぜりふ、「アマチュア無線をやったいる人がパソコンごときが使えない訳無いでしょ」でした。
ここで私はハタと気がつきました。彼は私より11才年上なんですが、彼の年代にしてはアマチュア無線をしたりパソコンにトライしたりしてカタカナ語に慣れているのだけれど、その彼にしても『レシピ』の言葉自体を知らなかったのです。そんな彼にはたしてアリウムエクセラの資料やセミナーは理解ができるでしょうか?彼にとっては外国語並みに難解な代物です。例えばアリウムエクセラは、『北海道生まれの栄養機能食品北極星』の方が解りやすいのです。セミナーって言葉自体『説明会とか講習会』の方が親しみやすいのです。今アリウムエクセラと取り囲む言葉は、そうです、アメリカ生まれのネットワークのシステムと言葉なんです。そんな物をそのまま地方の高齢者にぶつけたところでそれは訳の分からない代物でしか無いのです。そんな訳の分からない代物に、年金で15万円、アルバイトで15万円収入は有るけれど、建て売りの一戸建ての住宅ローンは終わっている物の、家の維持費、生活費、奥さんの介護費用、私みたいにワーキングプアーではないものの、生活はいっぱいいっぱいの人が月々¥11500の金額を支出するのは難しいのです。彼は定年前は年収が500万ほどの平均的なサラリーマンです。これが年収1000万超の人ならばどうでしょう?私の知り合いに元公立高校の校長先生を定年退職した人がおられます。70才近い彼は、地元では旧家のおぼちゃまです。年金は25万円ほど有るのですが、彼の資産の固定資産税は年間で250万円、所有する不動産の多くは市街化調整区域の田地田畑、山林などで、固定資産税のみが重くのしかかっております。年収が300万ほどですが、固定資産税だけで250万持って行かれると、残りは100万円、それに旧家の本家だから『付き合い』の支出も月に10万円を越える事もしばしば。当然食っていかないから奥さんはパートに出ています。彼は元校長先生のプライドも有り、私みたいに平気でタクシーの運転手をしたり、ガードマンのアルバイトしたりできません。彼自体がやる気になっても彼の周囲がそれを許しません。本家の当主がそんな事をするのは止めてくれと言われるのです。それは一族にとって恥なんです。かといって口は出せど金は出さないのです。
あれっ?何のお話だったっけ?またお話がそれてしまったのですが、言いたい事は都会でのビジネスの成功例が地方には当てはまらない事を言いたいのです。『T便り』でどなたかが言っておられましたけれど、成功の早道は先達の通った後を、その轍を頼りに行くと良いとかが有りましたよね。私はそれは決して否と申し上げたい。貴女はそれで一定の成功は収めたかもしれないけれど、貴女と同じ環境を身の回りに持つ人って少ないのです。私には私の環境が有り、そのまま当てはめても決して上手く行くとは限りません。かといって聞く耳は持たぬと言うのでは有りません。あくまで一つの成功例として参考にはしては良いけれど、結局は自分の道を切り開くしか道は無いのです。多くのリーダーに取っては独りの成功例をマネするよりも、深野セミナーの失敗談を聞かせていただく方が余程為になるのではと思う次第です。こうやればこんな失敗をしたの方が、失敗を避けられる。イコール成功に近づける。結局は私たちが通る道は先達の轍後ではなくて、朝一の雪道なんです。これから先は道が無いですよのガイド棒が頼りの新雪道道なんです。