尼崎の脱線事故

おはようございます。
まずは事故で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、負傷なされた方々の一日も早いご回復をお祈りします。
いつもはもっと早く起きるのですが、昨日はなぜか寝坊して10時頃起きました。いつも通り時計代わりにTVのスイッチを入れると目に飛び込んで来たのは事故の模様でした。尼崎の久々知(くくち)と言えば大学時代の友達がアパートを借りていた所で、一度だけ行った事があるところです。尼崎の駅の北側の住宅街です。
今現在の亡くなられた方は71人、負傷者は400人以上、すごい事故になってしまいました。一夜明けてもうすぐ24時間が経過しようとしている今でも救出活動中との事。救助活動に従事しているみなさんは不眠不休で頑張っておられる模様です。本当にご苦労様です。
事故の原因が分からない今時点で、部外者がどうのこうの言うのは無責任だとは思うのですが、無責任な言いたい放題って事でお許し下さい。
まず、原理原則から言うと、輸送者としての基本は、①『安全』②『確実』③『快適』だろうと思うのです。あえて番号を付けたのは優先順位を示す為です。しかしながら、確実と安全が矛盾してしまうことがしばしば有るようです。時間通りに運行するために、スピードを出しすぎるって事ですね。概ね日本人は時間に正確な民族だから、1分1秒を気にするのかもしれませんね。私はよく外国旅行をしますが、例えばオーストラリアなんて12時に約束したとします。12時に来なくても誰も何も言いません。12時59分までOKなんですよね。彼らの言う12時とは、12時台って言う意味なんですよね。国民性なんでしょうね。そんなオーストラリアが大好きです。(笑)そういえばこういう事も有りました。タスマニア島へ行った時です。いつも通りYHAに宿泊して、レンタカーを借りて観光地へ行こうと言うことで、ホテルの人にそこまでどれくらいかかると聞いたら、その答えは、1時間と言うことでした。それでは出発と言うことで走り出すと、道路標識で目的地まで100Kmって書いてるじゃないですか。あちゃ〜、やられた〜、あの1時間位ってOZTimeだったって(笑)100キロを1時間で走るとなると、高速道路でもないところを、時速100キロで突っ走らなければいけない事になりますよね。つまり、1時間台で行ける、1時間59分までOKと言うOZTimeだったんですね。それでも、平均速度が時速50キロ、なかなか難しい技です。その時は結局寄り道もして、4〜5時間かかりました。我が儘いっぱいの行き当たりばったりの個人旅行だからどうって事ないのですが、時間に追われるツアーなんぞなら、大遅刻でしょうね。兎にも角にも日本人ってバタバタしてると思います。車で道路を走っていても、車の間をすり抜けて走る人がいますよね。危険な運転をしても、先の信号ですぐ追いつくのにね。
話を元に戻しましょう。②の『確実』を満足させるために、①の『安全』を犠牲にするのは、本末転倒なんだけれど、危険は目に見えないから、つい、目に見える時計を気にしてしまうのでしょうね。物事の原理原則、道理がしっかりと思考回路を制御してるのなら、①『安全』を犠牲にはしなかったかもしれませんね。
もっとノンビリ生きてみませんか?スピードを落とすと視野が広がるし、違うものも見えて来ますよ。