明けましておめでとうございます。

おはようございます。
昨日と一日違うだけなのになんか違うような気がしますね。
この頃は元旦からスーパーや商店、飲食店なども営業しているから普段通りの生活ができてしまいますね。
私が子供の頃は、両親が商売人だと言うこともあって、年末は集金に、迎春準備にと大忙しでした。そんな忙しい中でも、しめ縄は父親が手作りで、玄関用の大きいのから自転車や自動車につけるメガネまで全部作っていました。餅つきは30日と日が決まっていて、亡くなった母親がこねて私が杵を振る役割でした。
なんとかかんとか準備も完了するのがNHK紅白歌合戦が始まった頃だと記憶しています。
私が知る限りでは、元旦から刃物を使ってはダメ、元旦は女が他家を訪問するのはダメ等色々タブーが有ったものですが、それはそれなりに意味が有ったのでしょうね。現在にそんな事を言おうものなら、古いとか批判されそうですね。

日本人は古来より農耕民族でした。従って女性の労働力って貴重な労働力だったんですよね。朝は家族より早起きして朝食とお弁当の準備、田畑へ行く時は男と同じ時間に行く、夕方はみんなと一緒に帰ってきて夕食の支度をして、夕食が終われば後かたづけ、考えてみると理不尽なようですが、それが日本人の女性だったんです。
丁度私が成長するに従って白物家電と言われる、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器などはいち早く家に有りました。この中でも一番男の値打ちを無くしたのは炊飯器でしょうね。私が子供の頃はご飯やお風呂は薪で炊いていました。なるほどご飯を研いて炊くのは女性の仕事だったのですが、炊くための薪を作るのは男の仕事でした。私も小さな時は毎日のように山に入って薪を作ったものです。それが今は電気にせよガスにせよスイッチ一つで必要な熱量が得られてしまう。便利な様ですがこれが家族崩壊の原因かもしれません。
つまり、昔は力を合わせて共同作業をしないと食事もできなかった訳で、配偶者に多少不満が有っても、辛抱していたものです。

今年はいよいよ小泉構造改革が本格化して、持てる者と持てない者との差がはっきりと出てくる事でしょう。
つまり、一段と貧富の差が出るでしょうね。
日本の人口が減少傾向に入っているし、高度経済成長期とは違った理由で人が都会へと集中してくると思います。実際に神戸市の東灘区や灘区あたりでは人口が増加しているらしいです。

なにわともあれ、今年も一年間平穏でいられますように祈りながら、元旦を迎えたいと思います。