Oさんの嘆き。

こんにちは。
今日はお墓参りに行ってきました。
私の墓所加古川市ですので、久しぶりに旧知のOさんと出会ってきました。
Oさんは私の友人の中でも最高齢で、昭和2年生まれ、今年で80才でしょうか。
このお年では珍しく加古川中学の出身です。
戦前の中学校は今の高校ですから、現在の加古川東高校の出身ですね。
お年の割には柔軟な思考力の持主で、私などと話が合ってしまうのです。
まずは3年ぶりの再会ですので、お互いに壮健を喜び合いました。
壮健と言っても、お互いの身体は年相応にガタはきています。(^_^;)
この場合の壮健とは、死んでなくてよかった、大病を患ってなかってよかった程度と
いうことで・・・・・。
Oさんは小さな天理教の教会の教会長なんです。
地方教会とでも言うのでしょうか。
でも、宗教法人の登録は兵庫県で1番だか2番だか、なんせお父さんの代からで古いらしいです。
少し前に真柱の弟が地方教会を巡回したそうです。
真柱と言えば教団を代表する人で、その弟とならば教祖の直系の子孫なわけで、教団では『エライ人』なんでしょうね。
巡回はおそらく地方教会の激励、親睦などの意味合いの物なんでしょう。
つまり、真柱の弟さんとの交流が重要なんです。
それをある教会長は昼食を外食したそうです。
こういう場合は教会でその弟さんと教会長、それに信者が和気藹々と食事をするのが常識なのに、どこかのレストランか料理屋さんかへ行くべきじゃないんです。
まさか真柱の弟が昼飯をタカる訳でもないでしょうし。
例え¥500のコンビニ弁当でも良いのに、そんな常識も分からんのがいると、Oさんは嘆いていました。
これなんかも本末転倒の最たるものですね。
こんな人、世の中に多いですよね。
親睦しなければいけないのに、昼食が目の前にぶらさがって、家で昼食するより外食したほうが温かくて美味しい物が食べられると考えてしまうのですね。
家族の幸福の為に仕事をしているのに、仕事を第1にして家庭不和になってしまって家族が崩壊してしまう。良くある話ですよね。
つまり『理』(ことわり)が理解できてないからですね。
『理』を辞書で調べると、
(1)もっともな事。道理。条理。
(2)理由。わけ。
(3)理論。理屈。
(4)格式・礼儀にかなっていること。
この『理』(ことわり)が理解出来る人が『知恵者』と呼ばれ、理解出来ない人が『無知』とか『バカ』とか言われるのです。
決して記憶力が良い人や試験で高得点を取れる人、一点だけは凄い知識を持った人などは『知恵者』とか『賢人』とは言いません。
因みに、この分野が女性にとって一番苦手分野で有ることも申し添えておきましょう。
私なども知恵者とか賢人を目指して日々努力しているわけですが、これが中々難しい。
これで終わり、これで十分ってな事が無いのですよね。(^_^;)