連休も終わりましたね。

おはようございます。
やっと連休も終わりましたね。ホント、ヤレヤレです。私は連休間は一日も休まずにお仕事をしました。誰も遊んでくれないので、やることもないし、暇つぶしに仕事をしていました。別に売り上げに拘るつもりは無かったのですが、なんと、これが普段通りの、いや、普段より1〜2割り増しの売り上げができたのです。なぜ普段より多かったか分析をしてみたら、お客さんの数が予想落ちなかった事、それに比してタクシーの数が減った事などが要因に上げられるかと思います。今の仕事場は劇的に沢山は出来ないけれど、落ち込みも少ないようです。お客様は圧倒的に近場が多く、運転手感情としては決して『ツキ』は無いのですが、終わってみるとなんとなくちゃんと売り上げが出来ているのです。不思議な所です。
それにしても、インフレは確実に皆様の懐を直撃をしている模様ですね。
一昨日の事です。終電で若い男の子と言っても20代ですけど、お二人様ご乗車でした。車内で一人がもう一人に「お前、なんぼもっとる?」と尋ねています。財布を確認して、ポケットをまさぐって出た返事は、「500円しかないわ。」です。尋ねた方も「オレ1500円。」そこで私に「運転士さん、1500円でどこまで行けます?」と尋ねるので、私は「さぁ〜、土山までくらいかな?。どこまで帰るん?」と聞き直すと、「魚住にチャリ置いてるから・・・。」と言います。私は、「じゃ、昼メーターで走ってあげるわ。それで1500円になったらメーターは切るけど、魚住まで送ってあげるよ。」と言うと、2人は、「そこまでお言葉に甘える事はできません。寝過ごしたのはオレたちの失敗だから、土山からは歩いて帰ります。2人で2000円有るので、1500円分乗せて頂いて、残りでジュースでも飲みます。」です。これが女性や高齢者ならば、無理でも安全にお送りするのですが、血気盛りの若い衆が2人なので、寝過ごして一駅歩いて、途中のコンビニで休憩してジュースを飲むのも良い思い出になるかもしれませんので、あえて私は、「そぅか、じゃ気をつけて帰りや。」と土山の駅前で降りて頂きました。2人は私の2割引の心遣いに最敬礼をして、元気に歩き出しました。こういう若者がいるのだから、日本の将来は心配ないかもしれませんね。中途半端に自分の権利ばかりを主張して、義務はサッパリと履行しない中年&熟年よりもしっかりとしています。
もう一件は昨夜の事なのです。メーターにして790円だったのですが、これも若い男性なのですが、指定された場所に到着してみると、財布は空っぽ、ポケット中をまさぐっても¥100ほど不足しているのです。顔は青ざめて「どうしよう」と焦っています。事情を察した私は、「これでええよ。」と言うと、この若者も丁寧にお礼を言って、最敬礼して帰って行きました。二件とも持ち金が不足していたのは本人達の不注意なのですが、私も通ってきた道、若い独身時代はこんな事もあります。たまたま乗り合わせたタクシーの運転手が優しい人で、『ラッキー!』でいいんです。見知らんぬ人に優しくされるのがどんなに嬉しいのか、知って貰えれば、次は自分らも知らない人に優しくしてあげれる。それで世の中まぁ〜るく納まる。(笑)