アメリカ型グローバルビジネスモデル

おはようございます。
今日もちょっと小難しいお話をしようと思います。
まず今経済は大変ですよね。
これは何を意味するのでしょう。
今はニュースを見ても枝葉でよく解らないかもしれませんが、私は表題の如く『アメリカ型グローバリゼーション』の破綻だろうと思うのです。ソ連が崩壊してからアメリカの独り勝ちだったけれど、ここへ来てその独り勝ちも終焉なのでしょう。『諸行無常』は仏教用語ですけれど、まさにその通り、良いこともいつまでも続くものでは無いのです。
言葉を変えると、アメリカ型ビジネスモデルの終焉とも言えるのではないでしょうか?
アメリカ型ビジネスモデルといえば、MLM(マルチレベルマーケッティング)などもその代表例ですね。
これなどもUPとかDOWNとか言うのですか?自分より先に初めて自分に伝えた人をUPと呼び、自分が伝えた人をDOWNと呼ぶらしいのです。こういう呼び方自体が私のしゃくに障るのですが、ま今はそれは由として、MLMでは何時かは行き詰まりますよね。なんせ人口以上に伸びない訳ですから。いつかは破綻しますよね。そこでネットワーカーと称するバカ共は次のネタ探しに翻弄する訳です。次はこれだとか、これが率がイイとか、ミツバチが花を渡り歩いて蜂蜜を集めるが如きに、次から次へと変わって行くのでしょうね。有る意味、いつまでもアメリカ型ビジネスモデルを踏襲する限り、それは性なんでしょうね。
だからこそ、私はMLM、つまり今のアリウムエクセラのビジネスには何ら興味が持てないのです。
日本には昔から優れたビジネスモデルが有るのに、なんでわざわざアメリカなんぞのマネをしなくちゃいけないのと思うのです。
そのすぐれたビジネスモデルとは、富山の薬売りであり、近江商人なんです。両方とも完全にリピーター相手の商売の仕方です。売って終わりじゃないんです。
話は少しはずれますが、タクシーの仕事にしてもそうなんです。おそらく東京や大阪のタクシーはお客様とは一期一会なんでしょうが、私の仕事場の東加古川駅なんぞは完全にリピーター客相手の仕事なんです。つまりお客様に嫌われると食っていけなくなるのです。
ここで都会型の乗務をするととんでもないのです。お客様に気持ちよく使って頂くためにいろんな工夫をします。一人でできることは一人でやりますが、駅出しタクシーがみんなでした方が効果的な場合は、みんなに提案してみんなで協力してやります。ここでアメリカ型ビジネスモデルなんて何ら意味しないのです。だからこそ、田舎では『マルチ』と言うだけで、うさんくさいイメージしか持たれないのです。
じゃどうすればいいの?って事なんですけど、そこで出て来るのが、日本式ビジネスモデル、富山の薬売りであり、近江商人の心得で有る訳です。
アリウムエクセラをビジネスとして活動されている方は、セミナーで教えられるのは、アメリカ型ビジネスモデルであり、そのビジネスモデルの辿り着いた先は、今の世界不況なんです。
私的には終わりのない放浪の如きビジネスよりも、富山の薬売り的ビジネスモデルの方がアリウムエクセラには適していると思うのですが、皆さんはいかが思われますか?
下記は近江商人の十訓です。
近江商人の関係のHP【http://www.shigaplaza.or.jp/sanpou/mini_info/ohmi_businessman.html#1】と合わせて、一度振り返って考えてみませんか?

近江商人の商売の10教訓
1. 商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり。
2. 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何。
3. 売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる。
4. 資金の少なきを憂うるなかれ。信用の足らざるを憂うべし。
5. 無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ。
6. 良き品を売ることは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり。
7. 紙一枚でも景品はお客を喜ばせるものだ。つけてあげられるものの無い時は笑顔を景品にせよ。
8. 正礼を守れ!値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ。
9. 常に考えよ、今日の損益を。今日の損益を明らかにしないでは寝につかぬ習慣にせよ。
10. 商売には好況、不況はない。いずれにしても儲けねばならぬ。