いよいよ春ですね。

おはようございます。
奈良のお水取りも終わりましたね。関西ではこれが終わると春が来るとか言われております。でもこの春(3月)で失業する人が10万人とか30万人とか100万人とかいわれています。どれが実数なのかは知りませんけれど、厳しくなるのは間違いが無いところですね。加古川でも神戸製鋼が生産調整でこれまでの3分の2に就労時間が減るそうです。もちろん正社員がです。これの影響を受けて下請けや孫請けも生産調整が進むでしょうね。正社員でこれまでの収入と比べると30数パーセント減るのですから、下請けや孫請けはよかっても半分、リストラを免れても生活自体が成り立つかどうか、不安が募りますね。
それにしても医師の不足は困った問題ですね。20年前の『医療亡国論』が医師不足の始まりだとか。医療費が大きく膨れて国の予算を食ってしまって国が潰れる。だったら医療関係の予算を削るのに保険関係や薬関係の予算も削っちゃえという事でお金をケチる。医者が多いから医療費も多い。だから医者の数も減らしちゃえ。これが厚生省の官僚のバカ共が考えたシナリオでした。少々減らしても都市部には影響ないだろう。地方の年寄りなんて見殺しにしてもいいじゃないか、と考えたのでしょうね。それが今や都市部でも医師不足で、36時間勤務が普通だとか。36時間といえば、月曜日の朝の8時におはようございますと出勤すれば、次に家に帰るのは火曜日のお昼過ぎ。そりゃ帰ると爆睡なんでしょう。そうして水曜日の朝8時にはまたおはようございますと出勤しなきゃいけないんです。みんなへぇ〜、お医者さんも大変なんだ、って他人事みたいに思わないで下さい。こんな生活していて、人の命を預かるお医者さんがどこで勉強します?そうです、勉強なんてできる環境じゃないんです。そんなお医者に我々は命を託さなければいけないのです。医療現場の崩壊とは、私たちの命に直結した問題なんです。医師の数不足=医師の質の低下なんです。
じゃ今年から医大の定員を増やそうとか、眠たいことを政府は言っております。今年から増やしても、最低でも医大をそつぎょうするのに6年もかかるのです。増え始めるのには10年かかるらしいですね。まだこれから先10年間も質の悪いお医者に命を預けなければいけないのです。なぜ外国人医師が日本で診療ができないのでしょう?言葉の問題が有れば通訳を外国人医師に付ければいいじゃないの。世界から医師を受け入れる事で緊急避難は出来るのじゃないでしゅか?丁度野球やサッカーみたいな外国人の助っ人を頼むと少しは解消されるとは思うのですが・・・・・。