今日はお休みします。

お早うございます。
梅雨明け宣言が出たにも関わらずなかなかスッキリとしたお天気になりません。やはり今年はエルニーニョ現象で冷夏なんでしょうね。冷夏となれば作物は不作になるし、家電品は売れなくなるし、やはり景気は深刻化して、二番底が有ると見た方が良いのでしょうね。事実先日も書いたように輸出額は対前年度で42%ダウンしているし、失業率は増えているし、有効求人率も悪くなっているし、景気が回復するトレンドが全く見当たりません。よくてこのまま推移、悪くて底抜け、これくらいで見当を付けておいた方が無難でしょうね。現在の状態は選挙がらみの自民党のばらまき予算で一服をしていると見た方が自然でしょうね。
ところで、いろんなデータの数字を元に現在を判断して経済的に未来を予想するのはイギリスのケインズと言う人の経済学の理論を元にしている訳ですが、現在の経済はこのケインズの経済学理論で動いているのです。あくまでケインズの範疇でアメリカ人、とはいってもベルリンの壁の崩壊後なんですが、優れた数学者やら物理学者やらがアメリカに集まって作ったのが『金融工学』とやらなんです。この『金融工学』とやらが作ってしまったのがサブプライムローンなどというモンスターなんです。それはあたかも原子力工学が悪魔の原爆やら水爆を作ってしまったのと同じなんです。確かに上手に使えばこの『金融工学』も良いものなのかもしれませんが、今のところ世界中を不況のどん底に陥れて、真面目に額に汗して働くよりも、お金持ちから集めたお金をひょひょいと動かしてお金を儲けるファンドとやらも作ってしまいました。その一部分として現存しているのがマルチレベルマーケッティング(MLM)なんですね。そうです、PSIの採用しているビジネスモデルですね。そして今回問題になっている『年金たまご』問題もこのMLMで、システム自体もバイナリーぽく見えるのですが、これもPSIのバイナリーと大変似ているように思えるのは私の浅知恵なんでしょうか?そもそもこのMLM自体が不完全なビジネスモデルだと思うのです。それはどういうことかと言いますと、とある前提が成就した時のみに成立するビジネスモデルだからです。なんか奥歯に物が挟まったような言い方をするのは私らしく無いのでずばっといいますが、MLM、つまりアリウムエクセラのビジネスを今回日食で話題になった悪石島でやったらどうでしょう?人口が200人〜300人ほどの閉鎖経済地域でです。こんな人口の少ない閉鎖経済地域と東京や大阪といった大都会でビジネスをする人が同じ収入を得られるのでしょうか?普通常識的に考えて否ですよね。私は完成されたビジネスモデルとは、どこの誰がやろうとも、その努力に応じて平等に収入が得られるべきだと思うんです。だからあえてMLM自体が不完全だと思うのです。これに反して飲用の効能は大都会であれどんな所であれ、飲めば必ず効用があるので、これは全ての人に勧めております。おそらくこんな基本的な事は佐渡社長もご存じだとは思うのですが、こんな不完全なビジネスモデルでも、一地方の小さな会社が起業する時に採用できるのは、これしか無いと言うのが実情なんです。資金力の乏しい新しい会社は、企業の存続のために最大限のリスクを回避しなければいけません。その上で採用されたのがMLMであり、バイナリーなんです。そこいらへんお事を頭に入れておかないと、全国どこへ行っても同じビジネスの説明をすれば、そうですね、悪石島で今のビジネスのお話をすれば、ウソをついたと言われかねないと思うんです。悪石島は極端でも、有る一定の人口を下回ればビジネスとして成立しにくくなると思うんです。だからこそ大げさな事を言わずに我らが深野親分の提唱する『複職論』を採用すべきだと思うのです。
アニメで見る権利収入のお話なども、結局水道を引いた人がバケツで運んだ人より儲けると言うのは、有る一定の条件がそろってそれが継続しての事ですね。このアニメはもし水源地の水が無くなればどうなるの?水道を引いた人たちがいなくなってしまったらどうなの?水道の維持管理の為のコストはどうなの?バケツで運ぶ人が多くの人を雇ってコストダウンして水道料金と価格競争しだしたらどうなるの?いろんな危機に関しての説明は一切なくて、あるのはバラ色の未来のようにしか描かれていませんね。これは一定の知識レベル以下の人を騙す行為にはならないのでしょうか?
こんな辛口な事を言うのも、『年金たまご』と同じ穴の狢的に見られないように、アリウムエクセラをビジネスとして頑張っておられる人への注意喚起と受け止めて下されば幸いです。